キスよりすごい音楽ってあるんだよエッセー

なんでもない今日という日だが、心のダムから溢れ出るうたプリへの熱い想いが止まらないので、その思いをしたためる。いきなり聖川真斗のような書き出しですまない。

まず、私という人間とうたプリとのこれまでの関係について綴る。

忘れもしない、中学1年生の冬。私は、友人とカラオケをしていた。そのメンバーはみなアニメが好きで、そのカラオケもアニソンが大半を占めているような感じだった思う。そこで私は、うたプリに出会った。友人が歌うマジLOVE1000%のメロディーと、ST☆RISHの6人の顔が、どうしても忘れられなかった。そこからの私は、行動が早かった。当時これから発売予定だったAll Starを予約し、クリスマスプレゼントはPSPとRepeatをもらった。生まれて初めての乙女ゲームだったし、ここまではまった作品は、これまでもこの先もないかもしれないくらいの勢いでのめりこんでいった。この時期にカラオケに行くと丁度新曲だったStill Still Stillが流れていたなあ、なんてこともこの記事を書いているうちに思い出した。シャッフルユニット、いいよね。全部好き

そうこうしているうちに、中学2年生の春がやってきた。今振り返ると、中学2年生は、私の中で最高に輝いていた時期だったと思う。ちょうど2000%が放送していたのがこの春で、深夜にリアルタイムで正座をしてみていた。毎週放送される新曲が楽しみで、AパートとBパートの合間に流れるうたプリCDのCMで流れていたHORIZONを聴くと、今でもその情景を思い出す。小学生の時からの友人をうたプリに引き込んで、毎日うたプリのことしか話さず、昼休みは教室に置かれていたピアノでマジLOVE1000%マジLOVE2000%を弾いていた。当時は花の中学2年生でもあったし、様々アホなことをやっていたと思うが、個人的に一番覚えているのは、Mostフォルティシモのイントロが頭を離れず、テストに集中できなかった結果赤点をとったことだ(真斗君、ほんとごめん。w) まああとはASとかMUSIC系もやりこんだよね。GO×2ジェットコースターとかフルコンできんよ… 

中学3年生になってからも変わらずうたプリへの愛の道を突っ走っていた私は、このころから本格的にグッズ収集を開始する。おかげさまで(?)当時の大量のグッズは家にまだ大事に保管されている。個人的に頑張って手に入れた缶バッジは、2010年のAGFでの翔ちゃんの早乙女学園時代の制服に直筆メッセージが書かれているやつ(伝われ)と、2013年のAGFのシャイニングエアラインの缶バッジですね。シャイニングエアラインの缶バッジ、今でこそ600円とかで中古屋さんで売ってるけど、当時は2000円くらいはしてたと思う。だから、イベント会場でシャイニングエアラインの缶バッジをつけている人を見るとすごく強そうに見えた(私だけですかね!?)。いや、割とうたプリっていろんなテーマでグッズ出してるけど、個人的にはこの9年間の中で一番好きなテーマは、シャイニングエアライン

AGF シャイニングエアライン|うたの☆プリンスさまっ♪

なんだよね。ポーチとかも凝っててかわいかった。グッズの話をし始めるときりがないんだけど、アニメも新作ゲームもなかったこの年は、グッズとともに生きた、って感じだったね(少ないお小遣いもそこに消えていたのです)。そうそう、この年の夏に今じゃうたプリクラスタ夏の風物詩みたいになってるシャイニングストアが始まったんだよね。並びましたよ~もちろん。ヒストリー缶バッジとかね。なつかしいよね。シャイニングストアが始まる前は、早乙女学園購買部っていうのがあった、確か渋谷のマルイ(今のモディ)でやってたなあ(新宿でもやってなかったっけ?)。

うたの☆プリンスさまっ♪早乙女学園購買部 in マルイシティ渋谷2013夏

そこで寿弁当がスイーツで(!!)再現されてたのは、当時話題になったよねえ。まあ、私は売り切れで買えませんでしたが(泣)。あとはなんといってもプリライ!このころは箱が小さいうえに応募人数が半端じゃなかったから、倍率がやばすぎて、プリライなんて幻だった(今よりも)。当然のごとくプリライ3rd4thと全滅した私は寒い中横アリで物販待機したなあ~。今となってはいい思い出。2月くらいかな?寒すぎて死ぬかとおもったけど…(笑)このころは今と違って痛バ文化が非常にお盛んでしたので、やっぱり当時は憧れていました。その憧れが、身を滅ぼすことになるのですが。

当時、ネットは見れたし、首都圏に住んでたからイベントはいくらでも行けた。でも、中学生という壁を超えられなかった。(今考えるとこれはただの傲慢だし、反省をして今の私があるのでその前提で読み進めていただきたい。)中学生にはやっぱり財力に限界があって、行動力にも限界があって。それでもネットで情報は見れるし、楽しそうにオタ活をしている大人たちっていくらでも見れるじゃないですか。追いつけないのに買えないのに情報だけ追ってる状況が苦しくて、つまり、グッズをオタ活のメインに据えると、趣味が義務になってしまって、そういう邪な考えから逃れられなくなって、当時の私は胸をはってうたプリを好きだと言えなくなってしまった。

そうして、高校1年生になるころ、私の中で、あんなに大好きだったうたプリという存在が、どんどん小さくなっていってしまった。いま振り返ると、このまま好きだったらレボリューションズもリアタイできたし、プリライ5thも行けたかもしれなかったんだろうな、と思う。けれど、その反面、あの状態でうたプリと一緒に時を駆けていくのはしんどかったんだろうな、と思う。あんなに永遠の愛を誓った作品とこういう別れ方をしてしまうのは、本望ではなかった。もう翔ちゃんに顔向けできないと思った。嫌われただろうなと、思った。

2年が過ぎて、私は高校3年生になった。中学高校と最底辺の学力を誇った私は、夢をかなえるために一念発起して最難関大学に挑むため、受験勉強に明け暮れていた。塾講師には「お前がここを目指せば、どこにも受からない。諦めろ」と言われ、人目も気にせず大泣きして塾から帰り、毎日不安で泣いて夜を明かした。家に一人でいるのが怖かった。誰かがいないと、自分が壊れてしまいそうだった。精神がズタボロだった高校3年生の12月、私はもう一度うたプリに出会った。軽音楽部の後輩のライブに行ったとき、曲の合間のBGMとして流れていたのが5年前と同じ、マジLOVE1000%だった。懐かしい気持ちでいっぱいになって、私はその夜この2年強触れてこなかったうたプリの歌に、久しぶりに触れた。未来地図夢追い人へのSymphonyを聴いた。私は一人じゃないと思えた。受験期にCRYSTAL TIMEKnocking on the mind聴くのおすすめ。号泣するよ

そうして受験を乗り切った私は(?)本格的にうたプリへの愛に再び目覚めていった。受験直後シャニライをインストールしてやりこんだ日々(今もだけど)(個人的には今のメモリアルバングルの制度ありがたい。受験期の翔ちゃんイベ報酬のUR回収できるの神…)。一般でもチケット購入ができたスタリのファンミは、一つの夢がかなった、本当に本当に素敵な時間だった。だって、だってだって男気全開Go!Fight!!をライブで聴けたんだよ!?あの日は本当にマジで死んでもいいと思った。カルライもライビュで2日間見て、10回近く入国して、スタリのソロアルバムも発売されてプリツイは動いてて、本当にこの1年と半年は、うたプリのおかげでとても充実した日々を送らせていただいている。待ってもうそろそろ2900字なんだけど。うたプリの3000字のレポートなら余裕で書けるってことだね

さて、本題に入ろう。

先ほどレジェスタを見返していたのだが、いや、やっぱ、ハンパねえなうたプリ。全員抱きしめたい。WE ARE ST☆RISHで泣かない人、いる?God's S.T.A.R.のあの4人を見て、鳥肌立たない人、いる?不滅のインフェルノを聴いて、彼らの歌へのまっすぐな気持ちに気づかない人、いる?オイラもう心がもたねえよお…

デュエット曲もいいよね。なんか、うたプリのキャラって、「私この人のこういうとこ嫌いだわ」って言えるんだよね。すべてが好きな人って、現実世界に存在しないじゃん。嫌いなところもひっくるめて、「好き」って初めて言えると思ってるのね、私は。うたプリってそれができるんだよ。嫌いなとことか、敢えて書くことはしないけども。(笑)それってすごく素敵じゃないですか?そういう意味で、彼らをより多面的に知ることができて、素直に喜びを感じてしまうのだ。そして、デュエット曲のパートの良さは、スタリ側の視点に立つことで、彼らの内面の成長をより感じられるところ。ああ、そういやレンって歌詞をビリビリにしてたよなあ、とか。(笑)あの頃の神宮寺レン尖ってたね。(笑)トキヤも、最初は難しい人だったし。翔ちゃんだって、なおさなきゃいけないとこ、いっぱいあったよね。振り返ってみると、ほんとに随分遠くまで来ちゃったね。でも、それは、私たちがそのぶん成長した証だから、喜んでいいことだよね。

KIZUNAの回もすごく好きで。というかKIZUNAを経たカルナイ最強すぎないか。それを踏まえてのカルライはやばすぎるよ 

そして、「永遠なんてない。だからこそ、今を大切にする。」。ST☆RISHが出したこの答えはとても素敵だと思った。

春ちゃんの「闇に光を灯し、荒れ野に花を咲かせ、心を大空に旅立たせる。音楽は世界を変える。」って言葉が、余計に染みて。本当にその通りで。あのBGM、スタリのファンミのリハで漏れて聞こえた時には思わず泣いてしまったな。ああ、本当にそこにいるんだっていうのが実感に変わったことを覚えてる。

うたプリって、不思議な作品だよね。

だって、ゲームとアニメ、こんなに話が違うのに、なぜか違和感がない。なんでだろう?ずっと疑問で。だって、ゲームじゃ、スタリとかカルナイとかのグループないんだよ。当たり前のように受け入れてるけど…これも、うたプリならではの魅力…うたプリの魔法だね。

レジェスタを見て居ても立っても居られなくなってこうしてパソコンに向かったわけなんだけど、結構散漫な内容になってしまって申し訳ない。でも、こうしていろいろ溜まっていたうたプリへの愛を放出する機会ができてよかった。もしここまで読んでくれた方がいたら本当にどうもありがとう。多分これからたくさん追記する予感しかしないけど。(笑)ひとまずこれでさようならしましょう。See you again!